英国ならではのダッフルコートの魅力は何と言っても老舗が醸し出す独特な雰囲気。
アイテムとしてのダッフルコートは星の数ほど有りますが、本格的な作りを今も貫き通すブランドは数えるほどしか有りません。
その中でも世界の名品として謳われるINVERTEREのダッフルコートは、かつてオールドイングランドや某メゾンなど様々なブランドのダッフルを請け負うほど、多くのブランドからの信頼とモノづくりとしての確かさが窺えます。
現在50代前後の世代ならば懐かしい響きのINVERTERE。
当時はグローバーオールやグレンフェル、モンゴメリー、そしてインバーティアと、英国製のブランドが軒並みダッフルコートを作っていましたが、その中でも最高峰と言えるのがINVERTEREと言っても過言ではないと言われています。
今回INVERTEREのダッフルコートをオーダーするにあたり、当店が拘ったのが”Relax Fit”と言う独自のフィット。
ベーシックなモデルも良いですが、ファッションとしての表現の幅を変えてくれること、そして気楽に着られてINVERTEREのテイストを感じられること、現代のファッションに合った魅力を持つのがこのフィット感でした。
素材やディテールはそのままに、肩幅や身幅、アームホール等も緩みを持って作られている為、大人ならではのゆったりした着心地と、堅苦しさのない”着流し”感が得られるのが、このフィッティング。
また昔のメルトンのような重みではなく、Joshua Ellis(ジョシュア・エリス)の素材を使ったヘリンボーンは、当時の面影を残しながらも、重量は若干軽さを憶えるほどになっています。(とは言え重さはあります)
80年代頃、一時その姿を見かけなくなったINVERTEREですが、2012年から復活し、Joshua Ellisと共に、昔ながらの最高品質のダッフルを現在も作り続けています。
丁寧な縫製、水牛のトッグル、上質な革、全てに於いて当時から変わらぬ姿を現在に表現しているINVERTEREにとって、新しい切り口となるRelax Fitは、それまでのクラシックとは異なる、新たなINVERTEREの魅力を感じさせています。
多くの説明不要な存在INVERTEREのダッフルコート。
試された事のない方には新たに、そしてかつて着て来た方々にとっても改めて、INVERTEREの良さを知って頂ける一着になると思います。
※Joshua Ellis(ジョシュア・エリス)について
1767年、イギリス北部のヨークシャー地方で創業された英国テキスタイルの歴史の中で最も古い生地メーカーの一つJoshua Ellis。
現在は生地の縮絨や起毛工程などに優れた技術を用いて作られるストールコレクションが知られていますが、元は「世界で最も高級な品質を持つ天然繊維で織り上げる」と言う哲学を持つ、世界最高峰のファブリックメーカーです。
INVERTEREとの取り組みは、2013年に伝統のヘリンボーンを再現する事に成功し、その後もINVERTEREのダッフルコートに提供をし、同時にINVERTEREのダッフルコートが復活を遂げたという逸話が有ります。
カラー
淡いキャメル系サンドベージュ
素材・生産
本体:ウール100%
皮革部分:牛革
ボタン部分:水牛角
イギリス製
サイズ
(単位:cm) |
サイズ | 肩幅 | 着丈 | 身幅 | 袖丈 |
38 | 59 | 100 | 66 | 58 |
40 | 60 | 103 | 68 | 59 |
※採寸は平置きにて細心の注意を払い計測しておりますが、商品特性等により個体差や若干の誤差が発生する場合が御座います。 予めご容赦下さい。
付属品
無
スタッフのお勧めポイント
・Joshua Ellisの美しい発色と柔らかさ
・カジュアルだけじゃなく、スーツにも合わせやすいフィッティング
・世界最高品質の生地と英国最古の老舗が出会った究極の存在価値