1970年からイタリア、トスカーナで伝統的な靴づくりを続けるルカ・グロッシ氏。
彼の靴は、靴を構成する全ての素材を厳選し、トスカーナで優れた職人による完全なハンドメイドによって、まるで注文靴の様な仕上がりが特徴になっています。
紳士靴に見られるような緻密で丁寧な仕上がりや細部のディテールは、他のメーカーとは比較にならない程、丹念に丁寧に、しっかりと作り込まれているルカ・グロッシの靴達。
彼らの靴を選ぶという事は、「伝統的な職人の技を大切に保つ」とまで言わしめています。
近年ルカ・グロッシの靴には様々な嗜好が与えられており、より柔軟な靴づくりも行っていますが、当店では彼らが古くから作り続けるクラシカルな物を中心にオーダーをしています。
長年ルカ・グロッシを扱って来た当店にとって、このブランドらしさ、このブランドが作る靴の魅力の真髄は一つのアイデンティティの様に感じられる”オーソドックス”を基本にしたデザイン。
それらはローファーなどを中心に感じる事が出来るのですが、今回オーダーしたブーツにも”ルカ・グロッシらしさ”が宿っています。
このブーツは筒丈を長めにとったサイドエラスティックタイプの一足で、ただ単に長いだけではなく、足をスッキリ見せる為のディテールとして”役割”を持ったデザインになっています。
アッパーには艶やかさと共に柔らかさを持つルカ・グロッシらしい高品質なカーフを用い、ソールのヴィブラムソール(これもルカ・グロッシが度々採用するソール)と組み合わせ、縫い合わせの境目にはゴールドのラインパーツを取り入れるなど、一足のブーツの中に洗練された印象と、ブランドの特徴である高いフィット感、履き心地の全てを両立した一足に仕上げています。
一般的にこの手のブーツでは甲部分の高さを取る事で足の逃げ道を作ったりする事が多いのですが、このブーツでは他のルカ・グロッシの靴同様に、甲の高さを抑え、見た目からもスマートでスタイリッシュに魅せる事をしています。
またこの筒の長さはスカートなどの時には余り感じませんが、パンツを合わせた時、その足首等のホールド感=筒の太さ(細さ)が、無駄なボリュームを生む事無く、常にスッキリした足首を作り、特にストレートのパンツやワイドレッグのパンツの際には、このブーツの特徴が”見た目”にシャープな印象を与えるなど、パンツとの相性が抜群に良い特徴があります。
長さのある筒全体にエラスティックパーツを使う事で、フィット感の割に脱ぎ履きもし易く、女性にとって大切な”見た目”と”履き心地”の二つを両立した美しいブーツとなっています。
アッパーの革質は柔らかくホールド性もあり、履き始めこそワイズ(横幅)に窮屈感を感じる人もいますが、ルカ・グロッシの靴は、長時間履き続ける事によって、履く人の足の形に馴染み続ける特徴があり、今回のモデルも同様に、履き続ける事によって足の形へと変えていく、育てるような感覚が得られます。
(ルカ・グロッシの靴を指名買いする方の多くが、このフィット感の特徴に惹かれています。)
ソリッドでシャープな魅力を持つ今回の新作ブーツは、ルカ・グロッシの新たな魅力を感じさせてくれるお勧めの一足です。
カラー
ブラック
素材・生産
本体:牛革
ソール:合成(ヴィブラムソール)
イタリア製(”Fatto A Mano Hand Made Italy”)
サイズ
(単位:cm) |
サイズ | アウトソール | 最大幅部 | ヒール | 筒長 |
35 | 24.5 | 8.8 | 3 | 20.7 |
36 | 25 | 8.8 | 3 | 20.7 |
37 | 25.5 | 9 | 3 | 21 |
38 | 26 | 9 | 3 | 21 |
※筒長はソールとの境目から筒口までの長さを計測しています。
※採寸には実寸を行っており、細心の注意を払っておりますが、商品特性等により若干の誤差が発生してしまう場合が御座います。 予めご容赦下さい。
付属品
専用化粧箱
スタッフによるコメント
ルカ・グロッシが持つオーソドックスな物作り、そして期待を裏切らない作りの確かさと、時間と共に足に馴染んでいく特徴は、このブーツにも生かされており、美しいシルエットデザインは勿論、新たにルカ・グロッシの魅力を感じさせてくれる新デザインのショートブーツです。
御馴染のヴィブラムソールとの相性も良く、合成底とは思えないフレキシブルな反りを感じる事が出来ます。