2011年にスタートしたスペイン発のバッグブランド”BIBA”は、JIMMY CHOOのブランドマネージャーを務めたBruno Bernon(ブルーノ・ベルノン)氏が、「品質・快適性・デザインにこだわる人々にレザーバッグを提供したい」と言う考えから始まりました。
ブランドの中心はベジタブルタンニンしたレザーを使用する「ヘリテージ」、コットンとレザーを組み合わせた「ヘリテージコットン」、クロム鞣しを使用した「レザー」、ピュアリネンやラフィア、ヒヤシンスなどの植物素材を使った「ナチュラル」の4ラインになっています。
ヴィーガンレザーの時代に革製品に拘る理由として、本来ラグジュアリーブランドが使うはずだった食用牛や畜産副産物など、本来廃棄されるはずの素材で生産し、レザーフリーやエコレザーだけがエコではないと言う考えを持っています。
モロッコに持つ自社工場、そしてタンニン加工の工場をスペインに、縫製工場をインドにと、全ての製品がハンドメイドでありながら、一定の品質を確保しつつ手の出し易い価格帯が実現されています。
ナチュラルな革質と自然なエイジングが魅力のもととなっているBIBAのバッグたち。
自然の革と自然の植物と言う高い親和性のもと作られている、このミニクロスバッグ”OURAY”は、巾着型をベースにした使い勝手の良いモデルです。
両側からドローストリングを介して開口部を閉じ(両側に留め具となる革部品が付いています)、斜め掛けやショルダーとして常に身近な存在として持ち歩けるユースフルなバッグ。
自然素材によって作られたインナーバッグを、ノット編み(もちろん手編み)によって作られたアウターバッグと組み合わせ、立体感と趣のあるバッグに仕上げています。
染色も天然素材によって行われており、この独特とも言えるアイボリーの色合いは、中々真似の出来ない作業。
BIBAが考えるファッション性の高さとエシカルな存在価値を融合したこのバッグは技術の高さを感じさせています。
シンプルな作りと自社で丁寧に鞣された革、そして手作業で編み上げられる作業工程を考えても、この価格で展開が出来るのは一口に”ブルーノ氏の意向”があってこそ。
エシカルな時代にレザーバッグを作り、より身近な価格帯で”ファクトリーブランド”として、多くのファッション好きな女性たちに届けたいという想いが、ヒシヒシと伝わって来るブランドです。
天然素材による味わいと使い易さ、そして高いファッション性を併せ持つお勧めのバッグです。
※BIBAのバッグについて・・・
ベジタブルタンニン(鞣し)は、何千年も前から使われている革の製法で、木の葉や果実の根などから抽出した渋(しぶ)を原料に、革を鞣します。
この作業過程は機械で行うことは出来ない為、BIBAの革製品は天然の革とベジタブルタンニンを使い、一つ一つが手作業で作られています。
また一つ一つに製品の風合いや色味に違いが生じますが、製品不良ではなく、加工によるものです。
カラー
アイボリー系
素材・生産
牛革
スペイン製
サイズ
(単位:cm) |
サイズ | 底径 | | 縦 | ショルダー長 |
ONE SIZE | 12 | | 20 | 114 |
※ショルダーの長さは袋部付け根から反対の付け根までを計測しています。
※採寸は平置きにて細心の注意を払い計測しておりますが、商品特性等により個体差や若干の誤差が発生する場合が御座います。 予めご容赦下さい。
付属品
専用布袋
スタッフによるコメント
革その物の味わいを伝えるブランドBIBA。
この手のナチュラルな風合いを持つバッグブランドは数あれど、一つの意思を以て、より多くの人々に良い素材、良い物を手にしてほしいというブランドの熱意が伝わって来るブランドです。
一つ一つが手作業で作られている事も含め、現代数多にあるバッグに於ける”価値観”を再確認させてくれる、魅力的なバッグです。
サイズ、色、そして素材の組み合わせ、更に現代的なライフスタイルに合ったバッグです。