SCHNEIDERS社(シュナイダー)は、1890年、オーストリアのウィーンでゴム製品を販売する会社を創業。
その後ザルツブルグにコートを生産する工場を設立し、モーターサイクリストの為の防水、ラバートレンチコートを発表しました。
ヨーロッパチャンピオンとなったFritz Dirtiがモデルを務めた完全防水のコートが大成功をおさめ、本格的な洋服の生産を始めました。
やがてチロル地方の伝統的な生地「ローデン・クロス」を使った格調高いコートを作り、世界中の紳士淑女を魅了。
ヨーロッパでは『シュナイダーのコートはステイタスの証である』と称されています。
またヨーロッパではトラディショナル(伝統的)でノーブル(高貴)なスタイルとされるローデンコートは、貴族階級やセレブリティたちの冬の必携スタイルとされています。
ファッションの国イタリアでも、ローデンコートは多くのショップの定番商品として扱われています。
ディエリ・マントゥの著書「フランス上流階級BCBG」の中にも、BCBG的な事としてグリーンのローデンコートは必需品と記されており、ドレスコードのあるヨーロッパの慣習の中では、
TPOを選ばずに着られる唯一のコートとされています。
SCHNEIDERSのローデンコートは、100年以上も前と同じ製造方法で作られた
Lden-Steiner社の素材を使用し、まさに正真正銘のオーストリア製品です。
仕様
100年以上の歴史を誇り、世界的名品を作り出すオーストリア、ザルツブルグの老舗ブランド「SCHNEIDER'S」。
その魅力はオーセンティックであり、BCBG的に必携とまで称される質の高い物作りに在ります。
ローデンコートに代表されるクラシックなコート作りはSCHNEIDER'Sにとって最も得意とするもので、年に一度「世界の名品」を取り上げ出版される本には必ず名を連ねているブランドです。
今シーズンの新作、ASHANTI ”with BLUEFOX”(女性の名を顕した仮称)と名付けられたこのダウンジャケットはアウトシェルにイタリア、ビエラのBottogiuseppe(ボットジュゼッペ)社製のウールを使用し、軽くしなやかな素材に加え、衿には取り外し可能なSagafur®(サガファー)のブルーフォックスファーを用いた贅沢且つラグジュアリーな一着です。
アウトシェルに使用しているBottogiuseppeのウールは極細の極上糸を撚り上げた繊細なウール生地がベースとなっており、その微細な糸の中に極細の金属繊維を織り交ぜる事によって(触れてもわからない上に見ても中々判り辛い位です)、色名であるBirke(白樺色)の色合いが上品に糸の光沢を生み、またマットな質感と共に柔らかさも適えた実に上質な生地だという事が直ぐに分かります。
裏地には滑らかで艶やかなシャイニーなグレーベージュの生地が使用されており、表面の色合いと相まってペールトーンの穏やかな色合いが大人の女性像をより醸し出しています。
また衿部分には取り外し可能なSagafur®のブルーフォックスファーが取り付けられており、フィンランドが公認する最高品質のボリュームたっぷりのファーによって全体の色合いや素材に更なるクォリティを作り出しています。
またパッディングにはマイクロダウン(マイクロファイバーによる羽毛以上の暖かさを生み出す人工ダウン)を使用し、暖かさと共に環境保全にも寄与するニュージェネレーションな中綿になっています。(※近年多くのブランドがハイテクダウンを採用し始めています)
色合いと品質、そして大人の女性が身に着けるのに相応しい嫋やかで落ち着きのあるダウンジャケットがラグジュアリーな素材と共に抜きんでた魅力を放っている一着です。
着丈や厚みのバランス、上品な佇まい、そしてオーセンティックをブランドのアイデンティティとしても持つSCHNEIDERSらしい至極のダウンジャケットです。
カラーは白樺色(Birke)と表現されており、ライトベージュ寄りのオフホワイトがベースとなり、微細なライトベージュやグロッシーな極微糸が織り交ぜられています。
Bottogiuseppeについて・・・イタリア、ビエラ地方で1876年に創業された老舗企業で、イタリア国内のテキスタイル産業のメッカでもあるビエラに於いて、長年糸や生地の生産を行っています。
特にニットやストールなどに使用される糸は、各国の有名ブランドやデザイナーにも好まれており、ルイ・ヴィトンやエルメスなど高級メゾンにも品質が認められています。
空気の様な軽さと繊細さを持ち合わせた極上の糸として広く知られています。
Sagafur®について・・・フィンランドが設立したミンクとフォックスの毛皮養殖団体であるSagafur®(サガ・ファー)は、厳格な検査機関であり、この団体による厳格な品質検査に合格したミンクやフォックスのみに与えられるブランドネームが”SAGA”として採用されます。
SCHNEIDERSの製品は、共通して、「〇〇を使用したから上質で高品質」などと謳う事を避け、
『品質の高い物を使用する事が当たり前』と言わんばかりの、ブランドとしてのアイデンティティが備わっている為、他ブランドとは異なるブランドとしての意識の高さが確かに存在しています。
常に上品で色褪せない大人の女性の為のコートやジャケットを作るSCHNEIDER'S。
その魅力は、この非常に高い品質と完成度を誇るにも関わらず、コストパフォーマンスが高い事です。
今回の新作もまた、品質に対し大きく価格を抑えている事が、袖を通すと直ぐに伝わります。
日常的に使え、更にドレッシーな装いへの組み合わせにも、その上品な佇まいで落ち着きと大人の女性らしさを体現してくれるSCHNEIDERSは、アウターとしての高いユーティリティを発揮してくれる一着です。
素材
表地:ヴァージンウール98%、ナイロン1%、メタル1%(イタリアBottogiuseppe社製ファブリック)
裏地:ポリエステル60%、ポリアミド40%
毛皮:ブルーフォックス(Sagafur®認定製品)
中綿:マイクロファイバー
オーストリア製
SIZE
EU36(着用感S程度):肩幅約41㎝ / 着丈約61㎝ / 脇下身幅約50㎝ / 袖丈約59㎝
EU38(着用感M程度):肩幅約42㎝ / 着丈約64㎝ / 脇下身幅約52㎝ / 袖丈約61㎝
(※採寸には実寸にて細心の注意を払い行っておりますが、商品特性により、僅かに誤差が在る場合が御座います。)
付属品
ハンガー
補足
質感:目を凝らすと見えるか見えないか程度の極微なシルバー色の金属繊維が見えるウール生地で、全体的にはマットな色使いで金属繊維の派手さは全く感じられません(気づかない程です)
軽く、サラっとした肌触りです。 繊維の細かさが伝わる上質な素材で、さすがBottogiuseppe社製と感じさせる生地です。
スタッフによるコメント:特別感を意識しないSCHNEIDERSの物作りに通ずる一着で、Bottogiuseppe社製の生地、Sagafur®のブルーフォックスなど贅沢に使っている生地に、ハイテクなマイクロファイバーダウンを使い、旧来の変わらない魅力や先進性を組み合わせたSCHNEIDERSらしいハイクォリティなダウンジャケットです。
色の魅力が何と言っても最高に美しく、贅沢を過剰に贅沢に魅せない落ち着きを持たせている点もSCHNEIDERSの素晴らしいところ。
カジュアルな装いからワンピースやドレスアイテムとの組み合わせまで、多彩な組み合わせが楽しめる上品なダウンジャケットです。
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